【質問】

 75歳男性です。ちかごろ終活という言葉をよく耳にします。どのようなことをすればよいのでしょうか。

【回答】

 たしかに終活と耳にする機会が増えましたね。就職活動である「就活」をもじってつけられた名前だと思いますが、正確な定義があるわけではありません。「人生の終わりに向けた活動」というのが直接の意味でしょうか。人生がテーマなので多岐にわたりますので、考え方を中心にお話ししていきましょう。

 自分の人生の終わりを考えたとき思い浮かぶことは何でしょうか。いろいろあると思いますが、「自分のこと」と「残されたひとのこと」という分類をすると整理がつきやすいと思います。時間軸で見れば「自分が死ぬまで」と「自分が死んだ後」との分け方ともいえるかもしれません。

 自分が死ぬまでどこに住み、誰と交流して、何をしていきたいでしょうか。自分に対して様々な質問をしていくことから始まると思います。とはいえ、「何から考えたらよいかわからない」という方は、エンディングノートを使用するのも良いでしょう。市販されているものでも、葬儀社などが配布しているものでも構いません。たいてい質問とメモ欄があって記入できるようになっています。

 死後のことも同様に、葬儀、納骨、財産の分配等について考えていきます。ポイントは、まず今の考えを書いてみることです。考えが変わったらどんどん修正していけばよいのです。また、ある程度時間をかけて考えを固めていくことも重要だと思います。

司法書士 田中裕志