毎月1回、プロの講師である大堀満さん(株式会社ミンナノチカラ代表)から「心と頭」と題して、主にコミュニケーションの講義を受けています。

 事務所のスタッフや仕事仲間と一緒に参加しています。感情や思考、論理、対話など毎回テーマを決めて学んでいます。

 たいてい講義の後に演習や振り返りの時間もあり、

聞いたことを自分なりに言葉にしていきます。

 仕事が終わった午後6時30分から9時まで2時間30分にわたる長時間ですが、そんなに長いとは感じません。仕事とは違った好奇心が湧いてきます。

 ふだん仕事のことしか話さない事務所のスタッフと仕事を離れて一緒に学んでいると、新たな発見があります。演習では、同じ事実について、それぞれの解釈や感じていることが違うことがわかります。

 仕事で毎日コミュニケーションをとっていると、言葉に出さなさくても暗黙のうちに意思が通じていると思っていましたが、案外それはあてにならないことだとわかります。もっと長い間一緒にいる夫婦や親子についても同じことが言えるかもしれません。

 振り返ってみると、学生時代までの勉強の目的は、主に受験勉強や試験勉強のためだったように思います。

目標の大学受験や資格試験のために勉強していました。半面、その他の勉強にはほとんど興味がありませんでした。本もあまり読みませんでした。

 しかし、社会人になって経験を重ねてくると、興味があることは本を読んだりセミナーに行ったりして学びたくなりました。今回の「心と頭」講座も興味がある内容でした。

 社会経験によって、学ぶ対象が実感として理解できることが多くなりました。学生時代と違って、義務で学ぶ必要はなく、興味のあることを学んでいるので、積極性が違ってきます。

 社会人になりたてのころは、「自分が何に興味があるのかわからない。」状態でしたが、年を重ねるにつれ自然と好奇心が湧いてきました。

 好奇心に基づいた学習は、やはり「楽しい」と感じます。学ぶ前から「知りたい」という気持ちになっているので、記憶にも残ります。反対に、興味の薄いことはなかなか頭に入りません。

 今回の講座は、思いたって半ば強引に事務所のスタッフを誘いましたが、今はみんなでやってよかったと思っています。

 好奇心をもって学び、知らなかったことを知るとまた学ぶ意欲が増す。そんなサイクルをみんなで実感できるのは、大人の幸せだと感じます。

 

田中裕志