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遺言の必要性11
« 2013/10/17 »

質問

 兄弟姉妹には遺留分がないと聞きました。遺言を残す際にどのような影響があるでしょうか?

 

回答

 

 遺留分(いりゅうぶん)は、遺言を残す際に必ず考慮しなければならない事項です。遺留分とは、法律上相続を受ける権利のある人が、最低限相続できる財産のことです。例えば、夫、妻、子供2人の家族の場合で説明します。夫が残した「自分の一切の財産を妻に相続させる。」との遺言は有効です。しかし、遺言がなければ、子供たちにも4分の1ずつの相続権がありました。それを遺言で修正できるとしても、子供に最低限の権利は保証されます。具体的には、子供1人につき8分の1です。この権利が遺留分です。

 遺留分は、遺言によっても侵されない権利ですが、相続人本人が遺留分を主張しなければ、遺言どおりりに財産が分配されます。