実践販売

 

 10月27日(土)、28日(日)に「ジュニアエコノミーカレッジ」の実践販売が行われました。会津ドーム内の一画を使用して「ものつくりフェア」のイベントとして開催されました。

 ジュニアエコノミーカレッジ(ジュニエコ)とは、子どもたちが地域の大人のサポートを受けて、商売体験を通じて自分力を発揮するカリキュラムです。会津若松商工会議所青年部(佐藤有史会長)が主催し、私はそのスタッフとして28日にお手伝いをしました。

 ジュニエコは、今年で12回目を数え、今までのべ1,000人以上の小学生が参加してきました。ジュニエコでいう「自分力」とは、自分で考え、自分で決断し、自分で行動することです。それを小学5,6年生が5人一組のチームとなって行います。

 参加したい小学生は、まずチームのメンバーを集めなければなりません。そして、販売するモノやサービスを決め、その原価を調べ、いかにして付加価値を加えて提供するかを考えます。当然、資金提供者にプレゼンもしなければなりません。

 商品やサービス、売上、利益、資金などの計画を立てたら、次はそれを実行に移します。材料を仕入れたり、それを加工したり店の飾りつけや売り方の工夫をします。その準備が整って

ようやく実践販売の日を迎えることができます。

 ほとんどの子どもにとって、実際に他人にモノを売るのは初めての経験です。待っていてもお客さんは買ってくれませんから、大きな声でお店や商品のアピールをします。まして、近くには似たような商品を販売する本職の屋台も多数出ています。

 お客さんに商品の説明を一生懸命にする。お店の前にお客さんがいなければ、違うブースに出張して販売してくる。個別に大人たちに「買ってくださいよ。おまけしますから。」と交渉する・・・。そのような工夫を重ねながら、だんだんと売っていきました。

 当日はあいにく雨が降ったりやんだりの天気で、人出にムラがあり、販売するのが難しい状況でした。子どもたちには大きな試練です。しかし、全チームがあきらめることなく売り抜きました。

 販売直後に感想を求めると、売り切った安堵感とともに、支えてくれた保護者への感謝の気持ちを口にする子供たちが大勢いました。

 私たちスタッフと保護者などの大人は、子供たちが自分力を発揮するための環境を作ることが役割です。

 子どもたちの成長を目の当たりにできる貴重な体験でした。

 

田中裕志