「遺産とは何か?」

 相続手続きで一番大切なことは、「遺産」について把握することです。

 まず遺産とは、亡くなった方が残した「権利と義務」のことをいいます。つまり、遺産にはプラスの財産だけではなくマイナスの財産も含まれます。

 プラスの財産には、不動産・預貯金・有価証券・動産などが挙げられます。また借金・保証債務・未払いの税金は、マイナスの財産として引き継ぎます。

 これに対し、受取人指定のある生命保険金や墓地・仏壇などの祭祀に関するものは遺産には含まれません。そして、この「遺産」を把握した上で、相続人は、一番適した相続手続きを選べるようになります。

 生きている間に、「遺産」となるであろう財産について、残される人がわかるよう、エンディングノートに書きとめておくのも役立ちそうです。

 司法書士眞鍋京子