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相続生前対策10(老後の生活)
« 2018/10/03 »

質問】

 60代女性、一人暮らしです。昨年母を看取り、独り身で子ども、両親兄弟もおりません。今年体調を崩し、今後の生活に不安を抱えています。どのようなことから考えればよいか教えてください。

【回答】

 子どもがいない方は、老後の生活について特に検討が必要な場合があります。2つの場面に分けて考えてみましょう。

 第1点は、今後ひとりぐらしが不自由になった場合についての備えです。老化や病気により現在の生活が維持できなくなったときに、どのようなところで生活するのかを今のうちから検討する必要があると思います。有料老人ホームやサービス付高齢者住宅などを具体的にピックアップして見学するものよいでしょう。市役所や地域包括支援センターでアドバイスしていただけるはずです。

 老人ホームの入所や病院の入院の場合に、身元引受人を立てなければならないことがほとんどです。親戚等で心当たりがなければ、それを行っている専門業者に頼むことも選択肢として考えられます。いずれにしても、信頼関係が大切なので、ある程度の時間をかけて検討する必要があります。

 第2点としては、ご自身が亡くなった後のことです。大きく分けると、葬儀納骨と財産の2つについて検討が必要です。誰にどのように葬儀をあげてもらいどこに納骨してもらうのか具体的に考えなければなりません。菩提寺がある場合には、お寺との相談も必要でしょう。

 財産については、遺言を残さなければ相談者の場合には相続人不存在として国に帰属してしまします。財産をだれに残すか検討が必要です。


司法書士 田中裕志


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